Eメッセージ

StartFragment「メルアド教えて」と初めての挑戦 意外にも一つ返事でOK 電話帳に登録できた君の名前 さっそくメールしてみたいな 君のページとずっとにらめっこ　 本文は一向に進まない 聞きたいことたくさんあるのに 何からきけばいいのだろう あ、またバックライトが消えた　いつも ささやかな幸せのラブストーリー それを君と僕を重ねて脳内再生して 並んで歩く遊園地　 袖をつかんでくるお化け屋敷 願わくば　君の手をギュッとしたい ゆくゆくは僕が描いたとおり かなえてよ　送信ボタン押す親指 文才なんてないけれど　 一生懸命絞り出した　 君に届け　メッセージ　　 「昨日、ごめん,ねてた。」って短文の返信　 携帯握ったままで目覚めた　ガッカリ 顔洗い　歯を磨いて　髪を整えても　 頭からは離れない 君の好きな歌　リサーチしといた 君専用の着信音　設定してフォルダ作った なかなか増えないメール 読み返すのは何度目だろう 君は僕にとってのアトラクション 操作不能になったこのテンション ぐるぐる回るコーヒーカップ　 そのあと急降下ジェットコースター クライマックスは　ラブラブな観覧車 お風呂入っている間も 肌身離さず僕のそばに 友達のメールそっちのけ　 5分おきに問い合わせ 鳴り響け　　着信音 読んでいる時はホント幸せ　 返信している時もすごく楽しい 送り終わった後　　 待っているのは永遠みたい ささやかな幸せのラブストーリー それを君と僕を重ねて脳内再生して 並んで歩く遊園地　袖をつかんでくるお化け屋敷 願わくば　君の手をギュッとしたい ゆくゆくは僕が描いたとおり かなえてよ　送信ボタン押す親指 文才なんてないけれど　一生懸命絞り出した　 君に届け　　メッセージ EndFragment