しおり
- yuya-maeda
- 2015年9月20日
- 読了時間: 1分
StartFragmentうたたねをしていたら 読みかけてた本がパラパラめくれている 気付いた時にはもう どこを読んでいたか分からなくなっていた 君から借りた本は ありきたりなラブストーリーで退屈だ 結末が読めてしまって 今更 続き 探す気にもなれない そういえば いつからか 山も谷もない恋愛になっていたんだろう 二人でいることに慣れてしまった しおり挟んで 進まないページ 好きだった頃 言ってた台詞 並べて 終わらない物語 思いつかないイメージ いつまでも選べない ピリオドを 粗を探してからは 二人で過ごす食事 なんだか楽しくない 気付かないふりをして 仕事の愚痴をこぼしてごまかしていた そういえば 気まずくなる回数増えて 言い方もとげとげしい 眉間のしわだって 戻ることはない 分かりたいから 分かってあげなきゃって いつのまにか義務感になっていた 決断すること 新しい恋すること それを選ぶのが億劫だった プロローグは順調だった 中だるみの僕と君のラブストーリー しおり挟んで 進まないページ 好きだった頃 言ってた台詞 並べて 終わらない物語 思いつかないイメージ いつまでも選べない ピリオドを EndFragment
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