ひっくるめて君が好き
- yuya-maeda
- 2015年9月20日
- 読了時間: 1分
StartFragment突然
「あたしのどこが好き?」なんて聞くから
飲んでいたアイスティーを吹き出しそうになる 「考えといて」そういって席立つ君のこと 目で追って腕組みして考える そうだな 君のどのへんに惚れたのかな 改めて考えると出てこない 喧嘩しても絶対に君の方からは謝らないし 興味ない話はあんまり聞かないけど それもひっくるめて君が好きなんだ 「思いついた?」その声にハッとして組んでいた腕ほどき アイスティーを溢してしまう 動揺隠せない僕とは裏腹に君はあっという間にテーブルをキレイにする 何か訴える目でこっち見てきても 急かしたって上手く伝えられない 短気なくせに世話好きで何よりうるさいくらいキレイ好き 怒らせると結構厄介なんだけど チーズケーキですぐに機嫌は直る そうだ 少しずつ見えてくる欠点が僕にとってすごくすごく 愛しい 食べ方にケチつけるくせに箸の使い方が違っても 行きの車で散々はしゃいで帰りは寝る どんな嫌なところがあっても それもひっくるめて君が好きなんだEndFragment
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