アマツツミ
- yuya-maeda
- 2015年9月20日
- 読了時間: 1分
朝待たず 葉打つ雨音だけ 聞こえる街に立ち コート襟たて 白い息の出る 季節に僕はいた 泣き出した空 見上げ 夢いだいたまま 誓いの糸 たぐり寄せた その先 君とつながっていないことさえも 分からず 今も 迷い続けて 何が正しいなんて知らなくていい 声 果てなく 限りなく 枯らし 裏切りとウソの違いさえ投げ捨て 逃げず 気持ち伝えられたら 今まで 泣き 笑い 怒り 繰り返し 何を想ったのだろう 思い出す度 記憶 探り出し 滲んだ景色 映っていた 別の道 辿る君と いつかきっと逢える そう信じていた僕は 臆病で ただ 二人追いかけた この場所離れられず 立ち尽くした やがて 一頻り 雨強く落とす 風は 凍える儚い夢 吹き飛ばし でも 傘ささず 突き進む事 教えてくれた 最後の優しさ どんな雨降ろうとも 止まない空はない 雲の返しが このすべて 包み込み やがて 明けゆく この場所にも 雲の切れ間に光がEndFragment
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