三角関係ラプソディ
- yuya-maeda
- 2015年9月20日
- 読了時間: 2分
StartFragment真夜中の電話で起こされて 寝ぼけながら出たら 10代の頃 いつも一緒にいた あいつの声 君を同時に好きになって 取り合って ケンカしてから 話していなかった ぎこちない会話の後 改まった口調で 君と結婚することになったんだと聞いて それほど ショックうけるわけではなかった 自分に少しびっくりした でもなんとなく目が覚めちゃって 1人暮らししている部屋出て 夜の道を1人歩いてみた 思い出すと君への気持ちが 少しずつ甦って来たんだ 映画みたいに花嫁姿の君を取り戻しに駆けつけたら どうにかなるかな 子供みたいな事を考えて 苦笑い そんな思いをたばこの煙と一緒に吐き出した この間の同窓会もそれが理由で行かなくて 部屋の中で卒業アルバムを開いていた 合わす顔がないのと許せない気持ちと 認めたくないの気持ちが5対3対2 僕に頭下げて 打ち明けたあいつ 今も着信があるのに あの時と同じ 僕はまた 無視している 来てほしいと言われた結婚式 仕事をいいわけに欠席に丸して 招待状をはやいところポストに投函してしまおう とぼとぼ歩く 帰り道 吐く息がやけに白い ほんとは会って二人に言いたい おめでとうを一緒につぶやいた 花嫁姿も花婿姿もすぐ想像できてしまった きっとお似合いなんだろうなって 認めてしまってる 自分に気付いた 思い出すと君への気持ちが 少しずつ甦って来たんだ そんな思いをたばこの煙と一緒に吐き出した また つぶやいたEndFragment
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