画面の外の君へ
へたくそなギター かき鳴らして 歌うカバーソング どこかの君の目に止まった 僕の歌聞いてありがとうや拍手をくれる 僕が元気をもらっているんだ 自己満だった歌うこと 君の為になるなら 君に伝えたい 僕だけの言葉とメロディで 画面の外の君へ 画面に向かって僕は...
雪の公園
東京に2年ぶりの雪 寒がりで風邪っぴきの君がはしゃいでいる 手袋もせず道路脇に積もった雪をとる くしゃみして ようやく 寒いねって言い出す君を 見ていたら なぜか分からないけど 僕も鼻を啜った また次くる雪の季節 君の隣にいれるのかな ...
遠距離恋愛
部活終わり 届いている君からのメッセージ 「もうすぐ会えるね」の文字 思い出される 初めて君を見た試合の日 他校のマネージャーだった 後悔したくなくて 必死で探して見つけた 息切れながら 声かけ びっくりした時の君の顔 一目ぼれだった それから始まった二人の恋 ...
うつしかがみ
StartFragmentふと君を見ると 悲しそうな顔 どうしていつも そんな顔しているの? 笑いかけて欲しいのに いやなことあったのは 僕の方なのに 違ったんだ 君は僕の真似をする だから君がしてる その表情は僕の顔なんだ ...
雨の停留所
StartFragment電話で突然君が距離置こうっていった 納得 いかないまま しばらくうなだれていた 君の気持ちが元に戻ればと呼び出した 冷えたコーヒーに溶けない砂糖が回る 雨に濡れ 髪 気にする君が一言ごめんねと 遅れてきたことだけを謝っているの ...
その恋は実らないよ
StartFragment僕と仲の良いあいつを好きになったと 君から恋の相談うけることになってしまった でも、あいつは ずいぶん前から年上に恋をしているらしい 全く 君の事 気にもとめていないようだ その恋は実らないよ そう教えてあげることも ...
タクト
StartFragment前を見て 上に向かって イメージをプラスへ 全細胞のタクトで 自己暗示 思い立った 今 今がスタート 目の前過ぎてく色んな年代の人々 歩くスピードはいつでも点滅青信号みたい 規則正しく行進して改札に吸い込まれていく ...
朝が来てしまうまで
StartFragment雨が降ってきたと思ったら 僕の部屋から聞こえてくるシャワーの音 昨夜泊まりにきた君が入っている この関係が始まったの3カ月前 読みかけの本 ハブラシ 化粧品 少しずつ君のものが増えて行く 哀しむ人がいるのは知っている ...
三角関係ラプソディ
StartFragment真夜中の電話で起こされて 寝ぼけながら出たら 10代の頃 いつも一緒にいた あいつの声 君を同時に好きになって 取り合って ケンカしてから 話していなかった ぎこちない会話の後 改まった口調で ...
七色、君
StartFragment二人で半分こして差す傘 君は右手 外に出した 雨 止んだよって言って 肩を叩く 君の頭上の傘をどかす すると さっきまでの雨雲 嘘みたいに広がった青空 君の顔もつられて 晴れた 君が見せる様々な表情は七色 ...